geekな日常

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理系学生の日常におけるさまざまな出来事をお伝えします

『ジョーカー』を観てきての感想!! 🎞

こんにちは!!  

 

前回の記事から時間が空いてしましましたね。気を抜くといつもこうなっちゃいます。毎日、記事書くのは難しいけど、もう少し更新頻度を上げないと...

 

これからはもうちょっと頻繁に記事あげるので、期待しててくださいね!!

 

今回は、今話題の映画『ジョーカー』を観た感想を書いていきたいと思います。

 

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これまでにバットマンをテーマにした映画はたくさんありましたが、ジョーカーを主人公にした映画はなかなかなかったような気が。あの大ヒットした映画『ダークナイト』でもジョーカーの存在は際立っていましたが、あくまでも主役はバットマンです。

スーサイド・スクワッド』とかはジョーカーが主人公なんですかね? 自分は観たことがないので間違ってたらすみません!

 

率直に言うとこの映画は『狂気』な映画だと思います!! 正直、観終わった後、疲れちゃいました。観る人を選ぶ映画なのではないかなと思いました。R15指定なのも納得。一部では、子どもには見せたくないという意見もありましたね。観に行くなら元気な時に行ったほうがいいですよ!!

 

内容的には面白いというか何か考えさせられるものでした。 ハッピーな話では全くないですよ、笑える場面は一切ありません。暗く重たいストーリーでした。

 

ここらへんで簡単なあらすじを紹介しましょう。

 

この映画は、アーサー(主人公)がどうしてジョーカーになってしまったのかという話です。

 

舞台はゴッサムシティ、街は崩壊していて上流階級の人たちと貧乏な人たちとがきっぱり分かれている超格差社会

アーサーはコメディアンになることを夢見ているこころ優しい男性でした。彼は意図せずに笑ってしまう精神病を抱え、カウンセリングを受けていました。

厳しい世の中でも大道芸人として真面目に働いていたのですが、現実はつらく、うまくいくことは何一つありませんでした。そんなある日、同じピエロの派遣会社?の同僚から護身用に銃をもっていたほうがいいと言われ、それを受け取ります。そして、数日後、いつものようにピエロの格好をして病院に行き、病気の子どもたちを笑わせるために踊ってみせるのですが、運悪く持っていた銃を床に落としてしまいました。これによって、クレームを受け、会社からも解雇されてしまいました。

 

仕事を失い途方に暮れているなか、帰りの電車でサラリーマン3人が向かいの席の女性をからかっているのを目撃します。ここでも自分の意志に反し、笑い出してしまうのです。その後、その3人ともめ合いになり、持っていた銃でその3人を射殺してしまいました。

 

この出来事がきっかけで何かがふっきれ、アーサーは悪の道に進んで行ってしまいます。そして、ジョーカーが誕生してしまうのでした。

 

ざっとこんなもんです。残りはぜひ映画館で観てくださいね!

 

 

以下、感想です。

 

この映画はタイトルにジョーカーという名を借りた格差社会における貧困層を描く社会派映画なのかなと思いました。もちろん、ジョーカーの誕生秘話に焦点を絞った内容だったのですが、それ以上にどのようにして悪人が生まれてしまうのかジョーカーを1人の例として描写しているのではないかなと思いました。

 

初めはアーサーも優しい人だったんです。不遇ながらも勤勉に働いて、母親の介護もしながら何とか生活していました。しかし、不幸なことにまわりの人や環境が悪すぎて、這い上がろうにも這い上がれませんでした。

 

街の不良少年から暴行されるは、同僚からは裏切られるは、挙句の果てには介護していた母親が自身の精神病の原因をつくっていたことなど、加えてのしかかる格差社会の現実。ここまできてしまうとどんな人でも立ち上がることは困難でしょう。

 

もし、ここで誰か1人でも優しく気にかけてくれる人がいたなら、ジョーカーという人物は生まれなかったことでしょう。

 

そして、怖いなと思ったのは誰もがジョーカーになる可能性を秘めていることです。というのは、以前観た『ダークナイト』のジョーカーは初めから悪役の狂人として登場するので、まあなんだかんだ言って映画の世界だからなと割り切れるかもしれませんが、今作は違います。どこにでもいるような普通な人が連続する悲惨な出来事によって、悪に染まらざるを得ない状況を描いているわけですから。そして、このようなことはリアルな世界でも起きているのではないかと思います。

 

この映画は10月4日に日米同時公開となりました。日本も最近はそのような状況に近づいていっているようですが、アメリカではとても露骨な格差社会が広がっているようです。全てがそうとは限りませんが、富裕層が悠々自適に暮らす中、貧困層は苦しみながら生活していると思います。よって、このような社会を現実世界においてより肌で感じているアメリカの方たちのほうが、この映画のなかで起きていることの悲惨さを理解できているのではないかなと思いました。

 

そして、この作品はこの資本主義社会において、自身の利益のみを求め、他人を一切気にかけないような人がはびこっている現代社会への風刺の役割も果たしていると思いました。

 

 

まあ、いろいろと書いてきましたが、作品としてはとてもまとまっていて、ジョーカーを知らない方でもこの映画1本のみで楽しむことができるので良いのではないでしょうか。

ただ、終始暗い雰囲気なので好みではない方には全くと言ってもいいほど楽しめないと思うので、もし、誰かを誘っていく場合は気を付けてくださいね!!

 

 

では、また!!