日本三景 美しい絶景を望む! 「天橋立」
いきなりですが、「日本三景」というのをご存じでしょうか? これは宮城の「松島」、京都の「天橋立」、広島の「宮島」をまとめて呼ぶ総称です。
ここらでは、風光明媚な美しい絶景を眺めることができ、そんな景色は普段の忙しい生活で疲れた心を癒してくれることでしょう!
今回は、そんな「日本三景」のひとつの「天橋立」のすばらしさをご紹介したいと思います!
アクセス
初めに天橋立ってどこにあるのって感じですが、京都の北部に位置しています。京都の中心部からはまあまあ離れています。
だいたいの場所がわかったところで、肝心なアクセス方法ですが、まずは京都駅を目指しましょう! 京都駅からバスなり特急列車なりが出ています。
京都駅から高速バス
京都駅から天橋立までは約2時間で着きます。料金はバス会社によって微妙に異なりますが、どこもだいたい3000円弱程度です。そして、1日に往復で3,4本出ているので比較的、利用しやすいのではないでしょうか。
京都駅から特急列車
こちらも京都駅から天橋立駅まで約2時間で着きます。料金は3000円ちょっとでバスよりも少し高いといったところでしょうか。列車の方がバスよりも快適ですしね、それはしょうがない。そして、1日に出ている本数はバスよりも多いので、列車を利用する方が計画が立てやすいかもしれません。
また、特急列車にはいろいろな種類のものがあり、お金を出せばレストランやカフェ付きの列車に乗ることができます。景色も楽しむことができるので余裕のある方はぜひ、乗ってみてください!
京都駅から普通列車
自分が行ったときはこのルートを利用しました。何が大変かって、なんといっても時間がかかりすぎる… 乗り換えの接続によっても変わりますが、だいたい3時間30分はかかります。
料金は2000円ちょっとでバスよりも安いです。
そのため、お金に余裕はないけど、時間に余裕がある人向けですね。あまりおすすめはしませんが、意外と楽しいですよ! ローカルな雰囲気も味わえるし。
旅行1日目
この日は金曜日で、大学の授業が16時までありました。授業が終わったら、東京駅まで直接向かい、17時30分ごろの東京発新大阪行きの新幹線に乗りました。
この金曜日の夜から出発して、土日に観光して帰ってくるというスタイルは何度かやっているのですが、とても好きです! 土曜日の朝に出発するんじゃないですよ、金曜日の夜ってのが大事!
出来ることなら、毎週末やってみたい! まあ、金銭的にも日程的にも無理なんですけどね。
時間帯のせいもあってか、サラリーマンの方も多くいました。出張ですかね、やはり仕事になると新幹線に乗って遠くに行くってなっても高揚感の少しも感じないのでしょうか。
社会人のみなさん、教えてください。
そんな人たちを横目に自分はうきうきしながら、切符を改札に通していきました。
ああ、これから京都に行くんだなあと思いました。
その後、夜ご飯を買って新幹線に乗り込みました。車両は意外とすいてましたね。
車内ではいつもスマホで動画見たり、外の景色をみたり、寝てみたりしていますが、この時間が意外と楽しいんですよ! 東京京都間は2時間ちょっとかかりますが、一瞬で過ぎ去っていくような感じがします。
早く目的地に着いてほしいという気持ちもありますが、同時に永遠に着かないでくれという気持ちもあります。なんかおもしろいですね。
そして、京都駅に着いたの21時前。人はぽつぽつとしかいなく、がらがらでした。中高の修学旅行で京都駅に来ていたのですが、そのときのイメージとは全く違っていました。
修学旅行で行ったときは日中だったということもあり、人がごった返していて、おお、これが京都駅か!という感じでしたが、今回の旅行ではそういう感じは一切しませんでした。
京都駅のまた違う一面を見たという感じでした。
よくありません? 同じ場所でも昼と夜では全然雰囲気が違うってことが。昼だと迷わないのに夜だと迷う、逆もしかり、そんなところってありますよね。もちろん京都駅では迷いませんでしたが。
この夜は京都駅から歩いて10分くらいのホテル「Stay SAKURA 京都 本願寺」というところに泊まりました。
実はこの旅行に行こうと決めたのは旅行当日の1週間前くらいで、弾丸旅行だったんです。
前々から、紅葉シーズンの天橋立に行きたいなと思っていたのですが、なかなか行動に移さずにいました。さすがに今年の秋は行こうと思ってこの旅行に至ったわけです。あまりにも急だったかな。
そのため、空いてる良いホテルは軒並み高級ホテルのみという状況。そんな中、料金はある程度抑えめで空いてるホテルがここだったんです。
ホテルについたのはちょうど21時ごろ。
あたりはしーんと静まりかえっていました。
フロントでチェックインを済ませ、いざ部屋へ!
とてもきれいな部屋でした、清潔感200%みたいな。こういうところ大好きです!
部屋が広いとか、駅から近いとかいろいろありますが、やっぱり清潔かどうかが一番大事ですね!
特に風呂とトイレはきれいじゃないとダメな人です。
もちろん、シャンプー、ボディシャンプーや歯ブラシなども付いてるので持っていく必要はありません。
総じて、すばらしいホテルでした。京都駅周辺のホテルを探している方はぜひ、利用してみてください!
2日目は朝早く出発する予定だったので、この日はシャワーを浴びてすぐに寝ました。
旅行2日目
この日はなんと朝の3時に起きました。なんでこんな早く起きたかというと京都駅始発の電車で行きたかったからです。早起きが苦手な自分にしてはがんばったほうかと思います。
3時間かからずに行けたので良かったです。乗り換えがうまくいかないと3,4時間かかりますからね。
車内は始発だからがらがらだろうと思いましたが、 思ったよりは人いました。もちろん座れましたよ。
外はまだ暗く、日は昇っていませんでした。
移動時間の大半はほぼ睡眠に費やされました。朝の3時に起きるなんて自分にとっては異常事態ですからね! 睡眠は何にも代えがたいです。
寝過ごさないようにだけ気を付けてあとは夢の中でした。
「園部駅」を通り越して「綾部駅」あたりまで来ると人も増え、学生らしき姿もちらほら見えてきました。そして、自分と同じく天橋立に観光に来たんだろうなという人たちもちらほら。
乗り換えが何回も重なると何となくわかります、あっ、この人も天橋立に行くんだろうなって。ましてこんな朝早い時間に行くわけですしね。
そして、3時間の電車旅を経て、着きました! 天野橋立駅!
こんな駅だったんですね。高校の修学旅行で一度、天橋立に来ていたのですが、駅を訪れるのは今回が初でした。
この日は少し曇っていて残念でしたこの日は少し曇っていて残念でした。
天橋立の全体地図です! あらためて見るとおもしろい形ですよね。地形の種類としては「湾口砂州」なんだそうです。宮津湾と阿蘇海を隔て、全長は約3.6kmにも及びます! 思ったより長いです。
その昔、イザナギとイザナミが天と地上の行き来に使っていた浮き橋が倒れ、現在の天橋立になったという神話も残っているようです。
ここからは天橋立のおすすめスポットを区切り区切り紹介していきます!
天橋立のおすすめスポット
二大展望スポット 「笠松公園」
天橋立には二つの展望所があり、その一つが「笠松公園」。天橋立駅の対岸に位置しています。海抜130mのところにある展望台から観る景色はまさに息をのむ絶景で、一度目にしたら一生忘れることはないでしょう!
展望台まで130mも登らなきゃいけないの?と思ったそこのみなさん! 安心してください! ちゃんとケーブルカーとロープウェイがあるので楽勝で行けます。
両者とも展望台まで5分くらいで着きますが、自分的にはロープウェイがおすすめです! なぜかというと、景色を肌で感じることかできるからです。ガラス一枚あるのとないのとでは結構違います。
ロープウェイはこんな感じで登っていきます。
最初は足がつくかつかないかの高さですが、だんだんと斜面が急になっていくので、最終的には地面とは5,6m離れるとこともあります。
横にはきれいな紅葉が。本当はもうちょっと色づいていてほしかったのですが、満足です! ロープウェイだと間近で見ることができますよ!
どうでもいい話なんですけど、たまにロープウェイから誤ってものを落としてロープウェイを止めるおばかさんがいますが、みなさんはそうならないように気を付けてくださいね! という自分もイヤホンを落としそうになりましたが。
そして、展望台に着くとこれぞ天橋立という景色が待っています。
いやー、ため息をつくほど美しい絶景!いやー、ため息をつくほど美しい絶景! わざわざ早起きしてきたかいがありました。なんと形容するのがいいのか、語彙力がない自分ではうまく伝えられません、神々しいとでも言うべきでしょうか。
また、写真では伝わらないこの空気感も魅力の一つです。とても清々しい気分になれます!
一つだけ残念だったのが、曇っていたところ。快晴だったらもっと良い景色を観れたのになあ。
まあ、その点を差し引いても時間とお金をかけてでも来て良かったと思えました!
この展望台は「股のぞき」といって、股の間から天野橋立を逆さに見ると、空と海が逆さになり、空が海に、海が空に見え、まるで天にかかる浮き橋のように見えます。自分は今回はやりませんでしたが、みなさんが訪れたときはぜひやってみてください!
展望台には他にレストランやお土産屋さんなどがあるので、そこでも楽しめると思います。
自分のおすすめのレストランはといって、股の間から「Ama Dining(アマ ダイニング)」です! ここは景色を観ながら食事できる席があるのでとても良いです。おいしいケーキやコーヒーなどもあるので、休憩がてら入ってみてはいかがでしょうか?
展望台のちょい上に位置しています。(写真が青いのはガラスのせいです)
二大展望スポット 「天橋立ビューランド」
もう一つの展望台は、「天橋立ビューランド」です。こちらは天橋立駅から徒歩で5分ほどの場所にあるのでとても行きやすいです。
こちらの展望台には、観覧車やゴーカートなどがあり、遊園地的な要素も含んでいるのでお子さんがいる方も楽しめると思います!
展望台までは笠松公園と同様にロープウェイとケーブルカーが通っているので移動も簡単!
そして、肝心の景色ですが、こんな感じでした。
どうですか? こちらの展望台からの景色もすばらしくないですか! 青空が見えている分、こっちの写真の方が見栄えはいいですね。
この日は、午前中に笠松公園、昼過ぎにビューランドに行ったのですが、なにせ、午前中はずっと曇ってましたからねー。しょうがないです。
午後から晴れただけでも良かった!
展望台には、回廊もあっていろいろな方向から景色を眺めることができます! 高所恐怖症の人にとっては少し怖いかもしれないですね。
”天橋立”を渡る
全長約3.6kmの”天橋立”を渡る手段としては徒歩か自転車のどちらかです。自転車はレンタルできます!
所要時間としては、端から端まで渡るのに徒歩だとだいたい1時間弱、自転車だと15分ちょっとといった感じですね。道はまあまあ整備されているので渡りやすいと思います!
途中にトイレも2,3か所あるので安心です。
自分のおすすめとしては片道は徒歩、もう片道は自転車で渡るというプラン!
徒歩で往復するというのはさすがに疲れますし、自転車で往復するとあっという間に過ぎてしまってゆっくり観れないということもあると思います!
徒歩だとひとつひとつの松の木を見て楽しんだり、ビーチに行って景色を眺めたりできますし、自転車だと松並木の中を爽快に駆け抜けることができます! どちらもとても気持ちのいいものですよ。
対岸へ渡る他の手段としては、ボートや遊覧船などもあります。海上から眺める”天橋立”はまた違った姿を見せてくれるのではないのでしょうか。
ぜひ、利用してみてください!
自分は初め、天野橋立駅側から渡りました。
歩くとすぐに「知恩寺」がでてきます。
ここ周辺にはお食事処やお土産屋などがあるので、立ち寄ってみるといいと思います。
ちょっとしたお店通りを抜けると「廻旋橋」が出てきます。
橋から眺める風景も絵になりますね。
このときは朝の9時くらいだったので、観光客らしき人たちは全くおらず、とても静かでした。
こんな案内板もありました。二つ目の橋「大天橋」を渡ると、そこからは松並木が続いています。
ビーチ?からの眺めも素晴らしかったです!
雲のすき間から差し込むレンブラント光がきれいでした。
途中に「天橋立神社」もありました!
こんな感じで松並木の中に、おもしろい形をした松があったり、神社があったり、横には海が広がっていたりしてとても楽しめます!
終わりに
いかがでしたでしょうか? 以上で天橋立の紹介は終わりです!
時間とお金をかけてでも観に行く価値がある絶景を堪能できるので、一生に一度は足を運んでみてはいかがでしょうか?
観光しに行くおすすめの季節はやはり「秋」、11月下旬ごろだと思います。紅葉も観れて、気温もちょうどよく自分の足で歩いてみて回るのにぴったりです。
「日本三景」であることを納得させてくれるのような風景が待っています!!